離婚、死別、未婚など、ひとり親(一人親)家庭になる理由はそれぞれですが、 同じように問題を抱えているのが現状です。ひとり親家庭の大きな悩みといわれるのが「収入の低さと時間のなさ」です。
収入面では父子、母子両方とも一般的な家庭よりかなり低くなっています。安定した仕事に就くことができず、生活が厳しくなり、生活保護を受けている家庭もあります。
また時間面では、子供と過ごす時間を確保しようと思うと、特に母子家庭の場合は、パート就労しかできず生活が苦しくなり、塾代などその他の支出を捻出しようとすると、複数の仕事を掛け持ちして疲弊することになります。
このようにひとり親家庭は、両親がいる家庭に比べ経済的、精神的に不安定なケースが多いため、地方自治体が主体となって育児、医療等に対し助成金などの支援が行われています。
ただし収入などの面での条件が色々あるので、全員が満額もらえるわけではありません。自治体によってその制度も金額もまちまちとなっています。
東京都 ひとり親家庭の生活支援相談窓口は?
東京都では、ひとり親家庭(母子家庭・寡婦・父子家庭)及びその関係者に対し、生活(仕事や医療)相談、養育費相談、離婚前後の法律相談などを行っています。
また、ひとり親家庭の自立の促進のため、就労支援(就業相談、職業の紹介、情報収集・提供、自立に必要な助言、パソコン講習会、企業等への雇用促進の啓発等)を行っています。
ひとり親家庭は、多くの家庭で同じように問題を抱えているのが現状です。大変な状況を親子だけで抱え込むことがないように、まずは相談してください。
■ 東京都 ひとり親家庭支援センター 「はあと」
http://www.haat.or.jp/
「はあと」相談先電話番号
・生活相談 : 03-5261-8687
・養育費相談: 03-5261-1278
・離婚に関する相談: 03-5261-1278