女性に対するDVやセクハラ、ストーカー行為、AV出演強要などの女性をめぐる人権問題は、大きな社会問題となっています。
夫婦・パートナーなど、親密な関係にある人からの暴力である「DV(ドメスティック・バイオレンス)」は、警察庁の発表によれば、年々増加傾向にあるとのこと。
また、交際中のカップル間でのDVを「デートDV」といいますが、女性の約5人に1人はデートDVの被害を受けたことがあり、被害女性の約4割はどこにも相談していないとのこと。
DVと同じく被害者が増加傾向にある「ストーカー行為(同一の人に対してつきまとい等を繰り返し行うこと)」、このストーカー行為の被害者は圧倒的に女性が多くなっており、年代別では30歳代以下が約7割を占めています。
「セクハラ(労働や教育などの場において、望んでいない性的いやがらせを行うこと)」に対しては、世間的にかなり厳しい目が向けられるようになってきましたが、セクハラ加害者のなかには、本人の自覚がないケースも多くあり、セクハラに嫌な思いをする女性もまだまだ多くいます。
また、若年層の女性に対する性的な暴力に係る「AV(アダルトビデオ)出演強要」問題は深刻な状況にあります。
女性のための相談窓口「女性の人権ホットライン」
『女性の人権ホットライン』は、配偶者やパートナーからの暴力、職場等におけるセクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為、AV(アダルトビデオ)出演強要といった女性をめぐる様々な人権問題についての相談を受け付ける専用相談電話です。
ひとりで抱え込まずに、相談してください。ひとりでは気づかなかった解決方法が見つかるかもしれません。秘密は守ります。安心してご相談ください。
■ 法務省「女性の人権ホットライン」
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken108.html
ナビダイヤル:0570-070-810